2000-08-31
ソニーのMDデッキカタログ(2000/8)を見ていて「MDS-PC2」に生産終了マークが付いて後継はどうなるのかな?と思っていたら、「MDS-PC3」がやはり発表されたではないですか。本体サイズはおなじみのティッシュボックスタイプでPC2よりも体積的が小さくなっています。基本機能は上位デッキ譲りで、TYPE-R、MDLP、FSエディット、PC-LINK(PCLK-MN10:本体に付属)対応と、充実しています。さらに惹かれるのが、本体ディスプレイ(液晶?)で漢字表示対応になっていることです。MDデッキ単体(CD一体型ではない)として漢字表示できるのは「MDS-JB940」のみなので、これは大変すばらしいです。(MDS-DL1なんてリモコンの液晶の使い回しなんだから!!)それでいてお値段据え置きの49,000円!となっていますので、これからPCサイドにMDデッキが欲しい人は購入の検討をおすすめしますが、発売時期が10月10日と遅く、そこまで待てない!という方ならば「MDS-S50」+「PCLK-MN10」の購入が省スペースで良いでしょう。
入出力ですが、本体背面に光デジタル入出力(角形:各1)、アナログ入出力(ステレオミニジャック型:各1)、PC-LINK端子に、なぜかPHONE端子。ヘッドフォン端子が後ろに回ってしまっているのはちょっとモニターするのには抜き差し大変ですね。そしてそして電源がなんと「ACアダプタ(9V)」だ!これはMDS-DL1に続く採用です。(この関係で本体がPC2より小振りになったのでしょう)そうなると私が考えるのは・・・あぁぁ乾電池駆動したい!!(病気)
とりあえずPC Watchで見かけたので、そちらご覧ください。
2000-08-20(一部修正)
休みボケか、暑さのせいか、何を血迷ったのか「SONY
MDS-JB940」を購入してしまった。15日には「MDLPはポータブル録再機登場まで保留にした方が良いかなぁ。」なんてぬかしていましたが、本体表示が漢字対応と言うことで決断してしまった。とりあえず簡単な感想を書いてみます。
MDS-JB940にした決定的理由は上記にあるように本体ディスプレイで漢字が表示できることです。いままではCD+MDの一体型のデッキでの漢字対応はありましたが、MDデッキ単体での対応は初めてです。しかもこのディスプレイは全角における半角文字が表示できるため、英文字も間延びのない表示が可能です。さらにさらに本体内部に辞書を持っていますので、キーボードもPC-LINKキット無しでも漢字入力が可能です。(入力はかなり大変だが、携帯とかで文字入力に慣れている人ならリモコンでの入力は簡単かも)
さてさて一番みなさんの興味あるのはMDLPについてですが、その前にTYPE-Rの実力を。間違いなくTYPE-Rの音(音質)で、自然な感じの音質に仕上がっています。高音も無理して伸ばすのではなくバランスを考えた程度に落ち着かせています。が、正直言うとMDS-DL1の乾電池駆動での録音の方が個人的には好きだったりします。
LP2モードでの録音の感想は、「あぁーやっぱり」っていう感じの音です。正しくネットワークウォークマンで試聴した感じとほぼ同じでした。ATRACとの決定的な音の違いとしては高圧縮であるため、チャンネルセパレーションの低さ、つまり左右の広がり感に乏しい音質になってしまっているということでしょう。確かにステレオなんだけど、センターに音が集まっているように聞こえます。何はともあれ長時間録音を希望するユーザには特に問題はないと思いますが、今までTYPE-R、ARTISTやH.D.E.Sなどで音楽を楽しんでいた人にはちょっと辛いかも知れません。
LP4モードの録音の感想は、「・・・・・・」というか「For
BUSINESS!」(汗)さすがにここまでくると音楽用途ではフォローしきれないです。音楽を聞けないことはないですが、かなりカサカサな音になるのでそれなりの覚悟が必要かも知れません。(ちょっとオーバーかな)ヘッドフォンを付属以外のちょっと高品位なものをご使用なさっている方はLP4モードにかなりの抵抗を覚えるかも知れません。(良い表現が見つからない・・・申し訳ない)
<おまけ2>
MDLPに関してFAQを充実させました。と言ってもMiniDisc Community PageのFAQ MDLPを私のつたない語力で日本語訳しただけです。当プロジェクト!?に関してはMiniDisc
Community Pageの管理者さんに許可をいただいております。日本語訳が変だとか、こうした訳の方が良いというものがあれば私宛にメールをください。内容に関してご質問は、分かる範囲であれば私でも構いませんが、オリジナルの英文をよく読みMiniDisc
Community Pageの管理者さん宛にメールしてください。またページに関しての転載、紹介等は必ずオリジナルを紹介し(管理者に確認してください)、日本語版は参考としておいてください。よろしくお願いします。 ページとしては出来上がっているのですが、メニューからのリンクがまだありませんので下記のアドレスをクリックして進んでください。その後は「MD
World」のメニューから行けるようにするつもりです。
http://www.puwa-net.com/minidisc/mdworld/minidisc-org/mdlpfaq.htm
おまけ1の方であった疑問はこのFAQを参照したらあっという間に解決してしまった。さすが世界規模のMDのページです。後付互換苦肉の策、みたいなところがありますが、ちょっと感心してしまいました。
お詫びですが本日記にLP2がJoint-Stereoを使用しているような表記がありましたが、あれは私の全くの勘違いでありました。ここにお詫び申し上げます。
<おまけ1>
LP2で録音したトラックは、MDLP非対応の機器ではトラックとして認識するものの再生は全く出来ませんが、タイムカウントは進みます。ちゃんとそのトラックの再生時間(録音時間)は元々の曲の時間の1/2の長さになっています。つまりU-TOC上ではATRACの場合との総録音時間のつじつまを合わせるためにLPモードの情報もちゃんと記録しており、ただ単に無音として扱っているようです。(LP2/LP4のトラックが無視されるわけではない)
さらに面白いのがLP4の扱いで、LP4のトラックの録音時間は(ATRACデータとして)実際のデータが1/4にもかかわらず、元々の曲の時間の1/2の長さを示しています(LP2の場合と同じ)。しかしRemine(残時間)は1/4の時間を差し引いた時間を示しており、ディスクの録音可能時間(ATRAC時)から見て、録音総時間と残時間にギャップが発生していました。つまり「録音総時間+残時間>ディスクの録音可能時間」という不思議な現象を起こしています。これについてもまとめる必要がありますね。(録音時間、残時間は別々に管理されているからなのですが・・・。)
MDLP非対応機でのLPモードの扱いは、互換性という点でよく考えられたシステムだと思います。
2000-08-15
お盆休みです。先週から導入したフレッツ・アイ(sdn)を活用!?して、TVつければいいものの、インターネット生中継で高校野球を楽しんでいます。たまに切断した際に通信料0円と出るのは何となく気分いいです。
ネタというか明らかになったことが1つ。MDの長時間モードであるMDLPのビットレートについてなのですが、何気なくネットワークウォークマンのATRAC3と同じだろうとFAQに書いたところ、私のページの師匠でもあるwww.minidisc.orgの制作者から「そのレートどっから調べた?」と尋ねられてしまい、思わず焦ってしまい急遽ソニーへ確認の質問メールしたのでありました。そのお陰で次のことが分かりました。
基本的にMDLPのATRAC3とネットワークウォークマン等のATRAC3は同じものである。またビットレートが同じであれば音質的には同等。ビットレートはLP2が132kbps、LP4が66kbpsである。ということです。
音質に関してはネットワークウォークマンとMDLP対応MDプレイヤーでは、やはりアナログ周りの違いがあると思うのでどちらが良い悪いは判断がしにくいですが、まぁ差は無いと思って大丈夫でしょう。体をハードに動かしながら音楽聴きたい人はネットワークウォークマン、通勤通学・長時間移動の際より長く音楽を楽しみたい方はMDLP対応機ということになるでしょうか。選択の幅が広がっているのかユーザ負担が増えているのか・・・まぁヨシとしましょうと思いたいが、あれもこれもそれも欲しくなっている私はまさに負担増の状況です。MDLPはポータブル録再機登場まで保留にした方が良いかなぁ。
2000-08-07
最近ウィークリーになっている日記!?ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。冷たいもの飲み過ぎと冷房のあたり過ぎで体調がメロメロの私です。仕事が最近薄くなっており暇なのですが、暇なりに言い訳を作らなくてはいけないので逆に忙しかったりします。その言い訳として更新が遅くなってしまい・・・なんて。
さてMD関連の話題ですがやはり無いです。ということでMDLP関連のFAQをまとめ始めました。掲示板でも出てきていますので見つけ次第FAQにも反映していきたいと思いますので、ご質問があればまずはFAQで確認して、掲示板なりメールなりでご質問ください。
MDLPですが、流石に無視するわけには行かないのでパーソナルシステムでも購入してみようかなと思っています。まぁ母へのプレゼント(ラジカセ欲しいと言われていたので)ということで秋口には購入を考えています。
ソニーがポータブルを除くローエンドシステムまでTYPE-Rを採用したことにより、ソニーにおけるATRACの進化は一区切りついたのでしょうか(当然研究は続行していると思いますが)やはり新機種を購入することによってバージョンが上がり、過去機の音が聴きにくくなるのはユーザとしては辛いものがありますので、これからのATRACにはデバイスのバージョンアップやファームウェアのアップなどで対応できるような仕組みが組み込まれることが望ましいと思いますね。
あとは再生側のテクノロジーでしょうか。すっかり記憶の端に行ってしまったSupreme
D.R.I.V.E.(仮称)などの早期採用をお願いしたいところです。そろそろ秋の商戦というかオーディオEXPOに向けての動きが見えてきそうな気がしないでもないのですが、いかがでしょうか。