MDはCDからしか録音できないのですか? |
そんなことはありません。 MDも単なる録音可能なオーディオ機器の1つです。CD,DAT、カセットを問わずその再生側機器に「外部出力端子」が装備されていればオーディオケーブルで接続することが出来ます(ただし端子形状等注意が必要)また再生機がデジタル機器の場合は光デジタル(対応していれば同軸デジタル)でデジタル接続による録音も可能です。ただしデジタルの場合はSCMS(コピーガード)の制限に注意してください。 |
同軸デジタルを光りデジタルに変換する方法はありますか? |
オーディオテクニカ(audio-technica)より
同軸・光デジタルコンバータ「AT-DSL1」(\6,500税別)が発売されています。 AC電源を必要としますのでご注意下さい。(ACアダプタ付属しています) |
SCMSって何ですか? |
SCMS(シリアルコピーマネージメントシステム)
これはデジタルコピーに関する複製制限を行う規格の名前です。 「デジタルによる複製を第1世代までに限定する」と言うことです。 つまりデジタルダビング(デジタル接続によるコピー)は1回だけということです。 CDからMDにデジタルダビングした場合、そのMDからさらにMDもしくは他の デジタルメディアへのデジタルによる複製は出来ません。 アナログ接続ならば可能です。 初代 第1世代 第2世代 CD−−DIGITAL−−→MD−−DIGITAL−×→MD CD−−DIGITAL−−→MD−−ANALOG −○→MD CD−−ANALOG −−→MD−−DIGITAL−○→MD−−DIGITAL−×→MD CD−−DIGITAL−−→DAT −−DIGITAL−×→MD ※3番目のケースは第3世代に見えますが、デジタルでの複製で考えれば第2世代目です。 注意:SCMSは主に民生用の機器に搭載されています。プロ機器やSCMS制定前の デジタル機器ではSCMSに対応していないものも存在します。 |
「デジタル接続」「アナログ接続」ってどういう意味ですか? |
CDとMD、もしくはMDとMDなど、オーディオ機器同士を繋げる方法のことです。 みなさんはコンポなどでCDプレイヤーとアンプをどのように繋げていますでしょうか?「メーカー独自の専用線」でない限り、赤白の端子を両端に持つ銅線ケーブルによりCDプレイヤーとアンプが繋がっていると思います。このように「銅線ケーブル」を用いた機器同士の接続を「アナログ接続」と称しています。この銅線の中にアナログ音声の情報が伝わっています。 「デジタル接続」はほとんどの場合「光ケーブル」で繋がっています。CDやMDから読みとったデジタル情報をS/PDIF規格(SONY Philips Digital InterFace)に則ったフォーマットでやり取りします。そのためS/PDIF規格のデジタル端子を装備するオーディオ間であればCD、MD、DATなどを問わず相互で接続でき、録音編集が可能です。 ただし録音機側が、再生機側が出力する「量子化数」と「サンプリング周波数」に対応していることが必要です。また「光ケーブル」だけではなく「同軸デジタル」と言うものもあり、銅線ケーブルを使ってデジタル信号をやり取りします。 |
パソコン接続ケーブルだけで、パソコンの音声をMDに録音できるのですか? |
出来ません! パソコンに接続出来るMDシステムが登場していますが、「接続」と言う点で注意があります。 ・MDの音声をパソコンに録音するための接続 ・MDをコントロールし、MDの録音編集を行うための接続 この2種類の接続は基本的に別物の接続であります。 「MDの音声をパソコンに録音するための接続」は、パソコンも1つのオーディオ機器と見立て、パソコン(サウンドカード)の音声出力(LINE-OUT)とMDの音声入力(LINE-IN)をオーディオケーブルで繋げ、パソコン上で再生される音声をMDに録音する接続です。この際に使用されるMDシステムは、音声入力端子のあるMD機器であれば何でも 構いません。音声入出力がデジタルの場合でも同じです。 「MDをコントロールしMDの録音編集を行うための接続」は今までリモコン等で行っていた録音・再生・編集等の作業をパソコン上で行うための接続であり、それに対応したMD機器と専用接続ケーブル(コントロールソフト)が必要になります。 パソコン編集に対応したMD機器に関しては同FAQ「MD機器購入にあたっての質問」を参照してください。 つまり単にパソコン上の音声をMDに録音したいだけならば、パソコン側(サウンドカード)に音声出力端子があることを確認し、MD機器(録音可能な機器)に音声入力端子があれば、その端子形状に合ったケーブルを用意するだけで行えます。MDシステムにおけるパソコンリンクキットなどのようなものは必要ありません。 |
シャープMDリンク(AD-PCR1)を使って、パソコン上の音声をMDに録音できますか? |
出来ません。 上記の内容と同じですが、MDリンク(AD-PCR1)はあくまでもポータブルMD(MD-MT831/832)をコントロール(文字入力、トラック編集)するためのもので、MDリンク(AD-PCR1)のみでパソコン上の音声をMDに転送することは出来ません。パソコン上の音声をMDに録音したい場合は別途オーディオ接続が必要になります。 |
ソニーのMDLP対応のMDデッキで、USB経由でパソコンと繋げられるようですが、これはパソコン上に存在するATRAC3ファイルをMDに転送できると言うことですか? |
違います。 ソニーから発売(2000年9月下旬)されるPC-Linkケーブル(PCLK-MN10)はPCとMDデッキの中間にコンバートボックスがある形状で、パソコン側はUSBケーブル、MDデッキ側はS/PDIFの光ケーブルと専用接続コネクタになっているものです。 ※イメージ図 音声に関しては、簡単にいってしまえばそのUSB機器は、カノープスのDA-Port2000やMD-Port、novacのCatchSoundのようなもので、パソコン上の音声をUSB経由で一般オーディオが扱えるS/PDIF信号に変換してくれる機器です。MDシステムがパソコンの外部記憶装置(ストレージ)になるわけではありません。 よってパソコン上の音声フォーマットが何であれ、一度S/PDIF信号に変換されてMDに入力された際にはATRACもしくはATRAC3(MDLPの場合)に再変換され録音されます。当然録音速度は等速になります。ただしパソコン上の音声ファイルが著作権管理等の仕様が施されている場合、管理ソフトや再生ソフトによってはパソコン上の再生音がデジタル出力されない場合があります。 また専用接続コネクタは対応のMDデッキ専用になっており、今までのPC-Link対応のMDデッキには接続できないようです。こちら側の接続はMDデッキのコントロールを行うためのものです。 |
ソニーPCリンクキット(PCLK-MN10)はWindows2000で動作するのでしょうか? |
対応しています。 正式にWindows2000およびWindowsMeに対応しました。製品ロットによってはパッケージにはWindows2000やWindowsMeの表示がないものもあると思いますが、ソニーからアップデートモジュールをダウンロードすることにより対応することが出来ます。SonyMusicNetwork |
私のCDコンポにはヘッドフォン出力しかありませんが、この端子と録再ポータブルMDは接続して録音できるのでしょうか? |
可能です。 ただしヘッドフォン端子はCDコンポ上のボリュームで音量調節が出来ますので、録音時には調節する必要があります。CDコンポ上では歪まない、割れない音量にして、録再ポータブルMD側で録音レベルにて最終的な微調整をすると良いでしょう。 |
2台のMDデッキをデジタル接続してディスクの複製をする場合、ATRACで圧縮されたままのデータで複製できるのですか? |
出来ません。 必ずS/PDIF仕様のデジタルデータに変換された後、再びATRAC圧縮されます。つまりATRACの行程が多くなる分音質は劣化します。 ※業務用ではATRACデータのままコピーをサポートしているものもあります。 |