MDは帯磁しますか? |
記録前のディスクの帯磁が もし有ったとしても 録音時にレーザーパワーを上げ
磁化膜の温度をキュリー点(180℃)以上まであげる為、磁性を失いますので関係ないと思います。 記録済みのメディアでは、帯磁などでデータが読みにくくなりエラーレートが悪くなり
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古いMDメディアは劣化するのでしょうか? |
メディア自身の劣化は、ほとんどないと思います。
始めからメディア自身のエラーレートが 高いとかじゃないでしょうか。 エラーレートが高い 200〜300くらいあると 音が歪っぽく聞こえたり 艶が無くざらついたりして聞こえるといったことは 経験した事があります |
MDは録再を繰り返すと音は悪くなるのですか? |
ディスクの劣化といえる要因には、大きく分けて2つ有ると思います。
・MO膜の耐久性
MO膜の耐久性については、Tb、Fe、Coから成る垂直磁化膜とエンハンス効果を
一般的には、MO膜の耐久性 > 保護膜の耐久性 になると思います。 |
MDは何回ぐらい録音(書き込み)が出来るのですか? |
MDの規格書である「Rainbow Book」には100万パス以上と記されています。
100万パスというのは、規格で最低保証しなければいけない数値です。
2.14.10 Overwrite ability >10^6times within spec. With non-contact magnetic head とあります。 |
ディスク何分のものが存在しますか? |
現在ディスクには60分、74分、そして80分が存在していますが、
実は60分と74分のディスクは基本的に同じ物理構造をしています。 ではなぜ時間が違うのか?それはディスクの回転速度(線速度)が異なるからです。 ディスクの単位距離あたりの記録密度を変えています。 <線速度> 60分:1.4 m/s 74分、80分:1.2 m/s 概念図 MDの0、1ビットの識別はSとNの違いで行われます。 図のように同じ情報を60分ディスクと74分ディスクで記録した場合、 ディスクの移動速度が遅い分、同じ距離でも多くの情報(紫色の部分)を 記録することが出来ます。 (SやNである距離は当然短くなりますが、システム内部でタイミングも 遅くなるので情報的には同じことになります。) しかし、74分ディスクは同じ距離に多くの情報を記録するために、SN間が 狭くなります。そのために若干ディスク感度が良くなっているようです。 80分ディスクではさらにトラックピッチを今までの1.6μmから1.5μmに
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80分以上のディスクは存在しますか?これから発売されますか? |
残念ながら80分59秒以上のディスクは存在も発売予定もありません。
80分ディスクが登場するまでに約6年の歳月がかかっています。それは何故でしょうか。 録音時間を延ばす話は「ディスクは何分のものが存在しますか?」でお話しした通りでが、
ではトラックピッチが1.5μmで回転速度をさらに落とすともっと時間は延びるのか?
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耐振構造の高音質MDはポータブルでも有効ですか? |
耐振構造の高音質MDは、シェがの振動を吸収することにより読み取りエラーを低減し、エラー補正に伴う電気的負荷(余計な電気を消費すること)を減らすことによって音質の改善を行うものです。 ポータブルは持ち運ばれるため常にシステム全体が振動している環境に置かれていますが、耐震構造の高音質MDはこの振動を吸収することは出来ません。耐震構造はディスクの回転ムラなどで発生するディスクおよびシェルが発生する「微震動」を主に吸収するようになっています。 MDは録音時の環境が再生時の音質に影響を与えます。MDに音楽を録音するとき本体に震動を与えては行けないのは鉄則です。(震動に強いはあくまでも再生時)みなさんCDからMDに録音する際はMD本体をテーブルなりに置いて録音していると思います。となると、持ち運び時に発生する大きな震動は発生しなくなり、その瞬間ポータブル機は据え置き機と同様の環境になります。となると、このときに起こりうる震動は上記のようなシェルやディスクの「微震動」だけです。 つまり、ポータブル機でも耐震構造の高音質MDは「有効」と言えます。ただし、ポータブル機は構造的に据え置き単体デッキよりも劣っていることは否めません。いくら耐震構造のディスクでも据え置き単体デッキと比較した場合、ポータブル機での使用は性能を発揮できない、というより性能を越えた震動が発生してしまい、吸収しきれないことが考えられます。 最近の普及帯のディスクでも耐震構造のシェルを用いているので、ポータブルでの使用ではそれで十分かと思いますが、予算が許せばTDK XA-PROのようなディスクを使用してみるのも良いかと思います。なおここでの話はポータブル機での自己録再の話で、録音は単体デッキ、再生はポータブルという運用の場合、耐震構造の高音質MDはかなり有効的ですので、ご使用をおすすめします。 |