MDLPってなんですか? |
「MDLP」は現在発売されているブランクディスクに対して、2倍または4倍の長時間ステレオで録音できる新規格のことです。つまり80分ディスクでLP2モードで2倍の160分、LP4モードで4倍の320分の録音が出来ます。この長時間モードを使用するにはMDLP対応の機器が必要になります。2000年7月以前に発売された通常のMD機器(MDLP非対応機)では録音も再生も出来ません。当然2000年7月以降でもMDLP対応機ではない場合は使用出来ません。ご注意ください。 |
MDLPで使われているATRAC3ってなんですか? |
「ATRAC3」は、現MDで使われているATRACを基に、音質を維持しつつ圧縮率を高めた音声圧縮技術です。ATRAC3は元々はインターネットを用いた音楽配信用に考えられ、ネットワークウォークマン(メモリースティック
ウォークマン)に採用されていましたが、MDにもサブフォーマットとして採用されることになりました。ATRAC3は現行のMD用ATRACとは異なり圧縮レートが可変ですので、圧縮レートを下げることによりより長時間の録音が楽しめることが出来ますが、レートが下がるにつれて音質は劣っていきます。 現行のATRACと圧縮の考え方は同じですが、LP2モードはATRACがより高圧縮になったもの(左右の音は独立して圧縮処理されています。)、LP4モードはより圧縮率を高めるために、MP3でもおなじみのテレオ信号のチャネル間の相関を利用するJoint Stereo技術を採用しています。 ATRAC3は基本的に可変圧縮レートですが、ネットワークウォークマンでは132kbps、105kbps、66kbpsの3モード、MDLPではLP2モードで132kbps、LP4モードで66kbpsの固定になっています。 より詳細に関してはソニーのATRAC3 Home Pageを参照してください。 |
MDLPでのモノラル長時間モードは可能ですか? |
対応していません。 通常のMD(ATRAC)の場合はステレオ2chを片方ずつ交互に使用することによりモノラル長時間を実現しており、ディスクに記録されるデータフォーマットは基本的にステレオの場合と変わりません。 しかしMDLP(ATRAC3)の場合は理論的には可能かも知れませんが今のところサポートされていません。 |
MDLPのトラック数も255トラックが最大ですか? |
ノーマルモード同様255トラックが最大です。 |