これはディスク構造見てもらえれば分かるとおり、余っている領域にも
音楽データを記録してしまおう、ということです。
リザーブで44クラスタ(2.04秒×44クラスタ=89秒)
AIGPで116クラスタ(2.04秒×116クラスタ=236秒)
4499秒(74分59秒)+325秒=4824秒、ゆえに80分24秒となるわけです。
この情報はどこにあるかというと「UTOC」に書き込まれます。
ブランクエリアとして未使用領域のアドレスを指定することにより
使用することが可能になっています。
このディスクはどうやって作成するか?
MDデータドライブで強引に作成してしまいます。とは言っても、
MDデータドライブは「TOC」の情報で音楽MDと判断してしまうため
多少改造が必要のようです。
そしてこの80分対応ディスクをクローン技術によって他の生ディスクに
「UTOC」情報だけをコピーしてあげると「80分ディスク」の出来上がり
になるのです。
しかしこのディスクを「オールイレース」すると「UTOC」情報は
元に戻ってしまい74分59秒ディスクになってしまいます。