★デジタル接続によるPCからMDへの録音方法
1)PC(パソコン)のデジタル出力を確認する
PCにデジタル出力端子がある場合、その端子形状は下記の3種があると思います。
1.メーカー製PCの場合は「角型」または「ステレオミニジャック型」の光デジタル出力端子がPC本体に装備されていると思います。
配置はPC背面だったり、フロントだったりと様々ですので取扱説明書を参照してください。
2.PC本体には装備されていないが、Slotにささっているサウンドカードにデジタル出力が装備されている場合は、
上記3種類とも存在しますので、どの種の端子が装備されているか確認してください。
3.USBオーディオデバイスを用いている場合は「角型」または「ステレオミニジャック型」の光デジタル出力端子が
そのデバイスに装備されていると思います。(AVアンプ仕様のUSBオーディオデバイスの場合はCOAXIALの場合もあります)
有名どころで、
カノープス:MD-Port http://www.canopus.co.jp/catalog/mdport/mdportne_index.htm
I/Oデータ:D2link http://www.iodata.co.jp/products/sounds/d2link/index.htm
ノバック :CATCH SOUND http://www.novac.co.jp/hard/usb/CatchSound/
ローランド:UA-3/30 http://www.roland.co.jp/products/dtm/UA-3.html (UA-30は左記のページから行けます)
※これらPC側のデジタル出力に関しては、各機器の取扱説明書をしっかり読んでください。
当方(ぷわりす)に各機器について問い合わされても所有していませんので一切返答ができません。
また質問するぐらいのスキルならばデジタル接続での録音は止めた方がいいでしょう。
2)PCとMDをデジタルで接続する
接続は基本通りに同じ端子形状に合う端子を持つケーブルを用います。
a. PC側が角型で、録音はポータブルMDレコーダを用いる場合
PC側 MD側
b. PC側がステレオミニ型で、録音はMDデッキを用いる場合
PC側 MD側
c. PC側が角型で、音はMDデッキを用いる場合
PC側 MD側
d. PC側がステレオミニ型で、録音はポータブルMDレコーダを用いる場合
PC側 MD側
e. コアキシャルの場合
割愛させていただきます
当方光デジタル出力端子PCやサウンドカード(USBオーディオデバイス)などすべてを持っているわけではないので
端子形状写真や接続状況写真を掲載できません。これらの接続方法などは各機器の取扱説明書に
たぶん掲載されていると思いますので参照してください。
接続例)
当方唯一所有のUSBオーディオデバイス(カノープス:DA-Port2000)
※これについての質問は可。ただし販売完了品なので「どこに売っているか?」「譲ってください」などは不可
中古やオークション等で自己責任において探してみてください。
MDデッキの場合は基本「角型光デジタル端子」があります。ほとんどの場合光での接続で十分です。
サウンドカードにコアキシャルしかない場合は、コアキシャルでの接続でも構いません。
またMDシステム側に光端子しかない場合はコアキシャルto光変換機を用いると良いでしょう。
なお「光とコアキシャルどちらがいいのですか?」という質問をしてしまう人はデジタル接続での録音は止めましょう。
この程度の録音でどちらでも差はありません。
ポータブルレコーダではLINE-IN端子と兼用になっています。ステレオミニジャック型の光端子で接続します。
使用ケーブルは片方が角型、もう片方がステレオミニジャック型の光デジタルケーブルです。
2)PC上の音声をMDに録音する
デジタル接続の場合もアナログ接続同様にPCとは意識せずに、PCもCDプレイヤー同様の再生機器と
見なして考えれば大丈夫です。ただしデジタル出力であってもWindowsの音量コントロールに依存
する場合がありますのでご注意ください。出力はMAX状態で良いと思いますが、必要に応じて調節してください。
1.パソコン上で再生したい音声ファイルを再生できるように準備しましょう。
2.MD機器で録音スタンバイ(録音ポーズ状態)
3.そしてMD機器で録音開始と同時に、PC上で再生スタート!!
4.曲が終わったらMD機器を録音停止。
※MD機器によってはデジタルシンクロ録音機能により、PC側を再生スタートと同時にデジタル音声信号を検知して
自動的に録音開始してくれるものも存在します。ご使用になるMD機器の取扱説明書を参照してください。
注意)PCからのデジタル出力について
PCから出力されるデジタル音声データの仕様に注意しましょう。
特にサンプリング周波数については48kHzなのか?44.1kHzなのか?を確認してください。
ただしMD機器側にはサンプリングレートコンバータが内蔵されているため、たとえ48kHzの入力であっても
44.1kHzに変換してくれるため特に意識する必要はありませんが、自分が使用するPCの特性ぐらいは
把握しておいた方が良いでしょう。
またPCやサウンドカードの仕様によって、PCから出力されるデジタル信号が
SCMS準拠になっている場合があります。コピーが許されない場合はMD機器側でSCMS規制に引っかかり、
録音が出来ない場合がありますので、使用する機器の仕様をご確認ください。
※サウンドカードのドライバによってコピー出来たり、出来なかったりしますのでメーカーにも確認すると良いでしょう。